| 日頃より【開花浪漫 kaikaroman777】をご愛顧頂き誠にありがとうございます。 19世紀から20世紀頃を中心とした時代の高級調度品・装飾品をピックアップし、一部を御紹介させていただきます。高級装飾品の一つでもある時計の他、文具などの身近な道具も芸術としての手が加わることにより大変素晴しい作行へと変化を遂げています。珠玉の品々、是非お楽しみください。
「 村松万三郎(村松合資会社) 犬印 K18/Pm刻印ゴールド・プラチナ製 時計鎖提飾り」です。
【村松万三郎】(1825-1908)金工家。芳春斎寿景門下。1890年内国勧業博覧会にて二等進歩賞受賞。1893年万国博覧会に高品質の時計鎖を出品、1903年の万国博覧会では商議員をつとめる明治時代の新装身具業界を牽引する一人であった。多くの新製法を取り入れ白金製作(1891年プラチナ溶解に成功)、銅割金等の貴金属の研究にもつとめた。製作された時計鎖は東京国立博物館にも収蔵されています。
村松の代名詞でもある「Pm(プラチナ)」をもちい豪華可憐に仕上げられた時計鎖飾り。フォブ部と短い鎖部のみとなりますが「K18」金、装飾にはパールを嵌め込んだ一級品です。デザイン性も高く小さな作品に超絶の技が詰められています。蓋甲や側面の優雅な装飾、内のコンパス文字盤、その下まで細かく緻密に研ぎ澄まされた意匠が堪能できる貴重な作品です。 ※「KO」や「や」のような古刻印があり、こちらでは時代経過により資料がそろわず詳細がつかめぬものがありますがご了承ください。
[状態] 経年により傷、金属くすみ・錆び等の経年あり。他、目立つ傷みはありません。
[商品サイズ] 全体幅:約5.4cm×1.4cm×0.8cm(鎖部込み)
[重量] 総重量約12.4g
| | ※寸法・重量につきましては、多少の誤差は御理解願います。 | |