約80万円で購入した大変貴重な時計を最落なしの1円スタート売り切りです。
1970年代製造と思われるBOUCHERON ブシュロンの名品 リフレです。
ブシュロンといえばフランスを代表する高級宝飾ブランドです。
メレリオ(Mellerio)、ショーメ(CHAUMET)、モーブッサン(Mauboussin)、ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)とあわせてグランサンクと呼ばれ、ジュエラーとしてのイメージが強いかと思います。
ジュエラーが制作する時計といえばやはりカルティエやピアジェが有名ですが、ブシュロンも負けずとも劣らない素晴らしい時計を生み出していました。
その代表格がリフレです。1947年発出で、かのエディットピアフに愛された時計としても有名です。
現在はSS製のものもありますが、古くは18金で製造されたもののみを、しかもほんの僅か、限られた顧客にのみ提供していました。ゴドロンやギョーシェ、クルドパリなどの意匠を施し、裏蓋にはすべて手作業でブランド名が彫っていました。
特許をとった独自のケース構造やブレス構造で、コレクターが増えているブランドです。
ブシュロンのビンテージは以前はカルティエと比べるとコレクターも少なく、PIAGETピアジェ同様知る人ぞ知るという感じでしたが、HODINKEEで特集を組まれて以降、人気、価格ともに高騰しました。
該当のHODINKEEジャパンのページは以下の通りです。
こちらはそんなブシュロンの貴重な1960~70年代製造と思われるリフレです。
ケース前面および文字盤に施されたクルドパリ装飾が大変美しいです。
ケース素材はもちろん18金 K18 金無垢です。
裏蓋、ケースサイド、リフレ特有のブレス脱着パーツにも18金を示す鷲の頭のホールマークが施されています。
ブレス取り付け部はカルティエにもよくみられるねじ込み式で、高級仕様です。
ブシュロンはオメガとの関係が深かったようで、オメガのムーブメントを搭載した時計もありますが、
こちらは1970年代のカルティエのタンクルイLMやタンクノルマルLMに搭載されていたことでも有名なETAcal.2512-1を搭載しております。
派手さはありませんが、安定性に定評のあるムーブメントであり、何よりも部品が手に入りやすくメンテナンスしやすいのが魅力です。チラネジテンプで耐震装置付きですので、実用にも問題ありません。
特筆すべきはシンプルでありながらモダンで美しいそのデザインです。
ギョーシェ以外は、ブランド銘もない無駄な部分をすべて省いたデザインは、さりげない存在感を醸し出します。
リフレの脱着構造は、手にした方だけが体感できる素晴らしさがあります。
ケースサイズは縦長約35mm×横幅約22mm、ラグ幅約17mmで、大変貴重なメンズサイズ、ボーイズサイスとなります。
誤差はお許しください。70年代のタンクルイやサントスデュモンのLMサイズと同様のサイズ感です。
男性はもちろん女性がつけてもよいサイズ感です。
文字盤、針、ケース、竜頭等フルオリジナルということで購入しております。
ケースはノンポリッシュで目立つ傷はなく、ブランド刻印等もしっかり残っております。
2023年12月に分解掃除済みで快調に動作しております。
もちろんムーブメントにはBoucheronの刻印があります。
ベルトは撮影用で付属しませんので、お好きなものをご自身でご用意ください。
ホディンキーの件からもわかる通りブシュロンの人気は非常に高まっており、先日のオークション(ヘンリーズだったと思います)でも80年代の手巻き時計が約280万円ほどで落札されたというニュースを見ました。
ブシュロンがお好きな方はもちろん、カルティエやピアジェなどのハイジュエラー、オメガ、LONGINES、MOVADOのようなクロノグラフがお好きな方のドレスウォッチデビューにもおすすめです。